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2024/4/4 おしらせを更新しました
◆ 個展『チネマカフェ ハナタロにて』
ー大西さんが落とし忘れたかもしれない、〈架空映画鑑賞ノート〉にまつわる展覧会
新作『チネマカフェ ハナタロにて』発行に合わせて展示を行います。
作中に登場するモチーフや、連想・派生して生まれたオブジェや手製本などを陳列します。
ないものをあるように、あるけれどないものを、ページの外へと呼び出す遊びです。
お気軽に遊びにいらしてください。
[会期]
2024/4/19(金)〜4/21(日)
11:00〜18:00
大西さんのノートを読みあげる時間:4/21 15時〜
[場所]
ギャラリーチフリグリ
宮城県仙台市宮城野区五輪1-11-12
◇新作『チネマカフェ ハナタロにて』
・どこにもない映画を上映するお店・ハナタロに通うようになった〈大西さん〉が、『ハナタロで見たもの、感じたこと、考えたことを、記したノート』としての本です。
読み手の方には、このノートを、『公園で拾った』『図書館の忘れ物置き場にあった』『転居した部屋の天袋から出てきた』など、入手ルートをご自身で設定して遊んでいただけたら嬉しいです。そういう他愛のない遊びのために制作しました。
・かくらこうが、Twitterアカウント『おはなし手帖』(2011ー2023年)に掲載した小さなおはなしをもとに、イラストを起こして〈架空映画フライヤー〉を作り、それを素材として〈大西さんのノート〉を作りました。
販売開始:2024/4/19(展示販売あり。通販は展示期間終了以降に開始します)
発行:おはなしの喫茶室
文・挿画・造本:かくらこう
『おはなしの喫茶室』は、物語や本を保管するために、2013年にかくら こう が始めたひとり出版室です。
最初は、お茶の時間にちょっとたのしめる小さな本として、
「カップ一杯ぶんの物語を」
という気持ちで始まりました。
夜の底からすくいとった、いびつで、欠けていて、懐かしい手触りがあって、でも、名前のわからないなにかを、ランプの灯で見てみたい。
ふんふんと鼻を近づけて、匂いを知りたい。
耳をあてて、音を聞いてみたい。
そうしていると、触れられないし見えないけれど、私たちのすぐそばに息づいているかもしれない不思議なものたちの気配を感じます。
そういうものを、言葉や色に換えて、本の形に仕立てる試みをつづけています。
つづけていきたいと思っています。